詳しくない人でも感動できる~ブラームス交響曲第1番 絶望から輝く未来へ

先日、佐渡裕さん指揮+東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました。

私はヨーロッパに住んでいたことがあるのですが、それ以来、すっかりオーケストラの魅力にはまってしまい、時間があると安い当日席を買って見に行くようにしてます。この佐渡さんのその日のコンサートは人気で、当日券は出そうもなかったのですが、なんといくつか出ていたのでゲットできました。

その、メインの演目が標題のブラームス交響曲第一番。通称ブラ1と呼ばれる人気曲なのでご存知の方も多いかと。(数年前のドラマ「のだめカンタービレ」でも演奏されてましたよね。)

私は、クラシックは全く素人で詳しくないのでこれから書くことはあくまで私の素人感想なのです。

この曲には大きな物語があります。今までの人生で巡り合ったことのないような悲しい辛い出来事に出くわしてしまったところから曲がスタート。涙と苦悩の中で悩み苦しみ、絶望のどん底を這い回っている。この苦しみ、程度の差はあれど、どんな人でも経験はあるのではないでしょうか。

苦しい中から少しずつ、少しずつ、どうしたらいいだろうどうしたらいいだろうと考えもがく中で、それでも辛いけど辛い中にも喜びもあった、小さな幸せもあったといろんな経験をしていく途中の2楽章。

そして、つらい中にさまよっていた中に新しい発見、でもまだまだ光は見えない・・・でも何かが動き始めている第三楽章。

そして最終章である第四楽章。今まで厚い雲が覆っていた空から一筋の太陽の光が・・・それをホルンの音が知らせます。ここ、泣けるんですよね~。その一筋の光が差し込んだ後は、みるみる間に雲は晴れていく・・・明るくてまぶしく、幸福に満ちた人生が開けている。最後の大合奏はもう鳥肌の感動ものです。

とまあこんな感じの物語を感じる曲なのです。特にうまくいかない時期、努力が必要な辛い時期、理不尽な不幸にあってしまった時期にこれを聞くとすごく元気でます。パートナー探し、仕事探しうまくいかないことあっても、苦悩の果てには幸せな人生が満ちている。そんなことを信じられる名作です。

今はyoutubeなどで手軽に小澤征司さんの演奏など見られるので、ぜひお時間があれば聞いてみてください。感動がもらえる!元気も出ます!

 

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