こうやって生きろと指図されるのではなくどんな人生も応援する セシルのもくろみよりミヤジ

どうやら視聴率がかなり悪く、一話縮小の打ち切りだったという「セシルのもくろみ」ですが、最後の2話には宝石のごとく素敵な言葉がちりばめられていました。

 

8話は雑誌「ヴァニティ」にかかわりあってきたそれぞれプライベートの違う5人の女性が集まって話をするという構成。これがギンギンなライバル関係もあり最初はすったもんだするものの、女性たちは「結婚する、しない、子どもがいる、いない、主婦でいるか、働くか…どんな生き方を選択しても好き勝手に言ってくる人はいて傷ついてしまうこともありますが、他人の物差しで測るのではなく「自分が幸せだと感じたら幸せ」という意見で合意するのです。もちろん生き方の違いでお互い分かり合えない部分はたくさんあり、気が合うあわないもあるはずですが、この生きやすいようにみえて生きにくい現代を生きていくにはこんな風に一つの共感部分を(そしてその共感部分が心から原落ちできることが)大事なんだろうなと強く感じました。

このところの日本は本当に生きづらい。結婚しろ、でも働き続けろ、子供を産め。
なんでこんなこと国に指導されなくてはいけないのか。もっと自由に、もっと楽しく、自分の人生は自分のものでしかないから、その人生が成功だったか失敗だったかなんてその人が判断することでしかないのです。

 

そしてこの回を受けての最終回の9話に出た主人公ミヤジの言葉が

「どんな生き方でも応援する」です。

独身でも離婚しても子供がいてもいなくても、全ての人生がすばらしいと言えない今の日本は本当に息苦しい。なんでもっと自分で判断できないのだろう。なぜ「これがいい」というものに流れてしまうのだろう。そんな私のずっと抱えてきた違和感をこのミヤジの台詞がすっと流してくれた。

組織で働くことにも、妻になることにも、母になることにも向いてない人もいるんですよ。でもそういう人を「ダメな人」とレッテルを貼る時代はもう去って行くと思っています。そうじゃなくて自分の人生は自分で決められる。そんな人を応援していく仕事を私もしていきたいなと思っています。

 

とにかく、今の日本は「こうあるべき」が強すぎる。こうあるべき、なんて誰が決めたのか。ネット書き込みなどを見ていても本当に息苦しい。大きな声で言いたいのは「そのあなたが決めた人生がすべての人にとって幸せなわけではない!」ということです。

仕事や恋愛や結婚に悩んでいる方!ぜひメッセージください。一緒に考えていきましょう!

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