先日始まったドラマ「カルテット」。
文字通り弦楽四重奏のカルテットのメンバーの話なのですが、松たか子演じる主人公がたった一人既婚者です。この松たか子の夫婦がどうやらわけありっぽくて夫は失踪した・・・ということです。これが本当か果たして・・・というところで初回は終わったのですが、その失踪をカルテットのメンバーに伝える時のエピソードの一つです。
夫が同僚と話しているところをたまたま盗み聞きした松たか子。夫は同僚に聞かれます。
「奥さんのこと愛してますか?」
するとこう答えたそうです。
「愛してるけど好きじゃない」
と。
深い言葉です。日本語って難しいなと思います。
愛してるけど好きじゃない。好きじゃないけど愛してる。このドラマでこれからこの言葉がどう扱われていくのかはわかりませんが、今の私はこうとりました。
「愛してるけどもう恋してない」
と。
夫婦は生活です。いつまでも恋愛感情でもつものではないのです。
化学的に見ても恋愛の脳内分泌物「フェニルエチルアミン」は平均2-3年、最長でも5年で枯渇するそうです。だから恋心というものは自然と愛に変わっていくのです。
「愛してるけど好きじゃない」
だから別れる選択をする人もいると思います。
でも人生のパートナーはこの「愛している」を目指すものだと私は考えます。
価値観は人それぞれ。恋こそが全てと考える人はいるでしょう。ただその価値観の人は多分もって5年しか一人の人といられない・・・ということを覚悟しなくてはならないでしょうね。
さてみなさんは、どっちの道を選びますか?
「愛してる」それとも「恋してる」?